片脇だけのワキガの原因は?

片脇ワキガ

なぜ片脇だけのワキガがあるのか?

通常の体臭は両脇から臭いが発生します。汗というものは通常はどちらからも発生するものです。ただ、ワキガに場合は、通常の汗線からではなく、アポクリン線から臭いが発生するので、片方の脇のアポクリン線の量が少ない場合は、片脇からしか臭いが出ないのでは、と思われます。

アポクリン線というのは、通常両方に存在しているものなので、片方の脇にはまったくアポクリン線が存在してない、という事は考えにくいです。何らかの原因で、片方のアポクリン線だけ発達してしまったため、片脇のワキガになったと思われます。

ワキガになった片方と、ならない片方の違いは?

人間の体はすべて左右対称ではありませんよね。右足が少し太かったり、まつげの量が少なかったり、右と左とでは少し違ってきます。それと同じように、脇のアポクリン線の量も違うのです。
よく片脇だけのワキガの人は、利き腕だけが臭うと言います。

はっきりとした事はわかっていませんが、利き腕の場合、動かす頻度が多いので、筋肉も発達するため、それに比例してアポクリン線も発達してしまうのではないか、と言われています。運動などをする時も、利き腕をよく動かすため汗をかきやすいので、片方だけワキガの臭いがきつくなってしまうようです。

また、もともと両方のワキガで、アポクリン線を取り除く手術をした人が、片方だけワキガが再発してしまう場合もあります。アポクリン線は、人によっては、熟練した医師でも完全に取り除く事は難しい場合もあり、取り除いたとしても、再びアポクリン線が発達してしまい、元に戻ってしまう事もあるのです。

時間が経って、完全に元に戻る事もありますが、ほとんどの場合は手術を受ける前よりは臭いの強さはマシになっているそうです。手術後の再発によって片脇ワキガになった方は、再び手術を受けるかどうか悩むと思いますが、以前と比べて、臭いが弱くなっている場合は手術の必要はないと判断される事もあるので、担当の医師と相談してください。

対処の仕方は?

基本的に対処の仕方は両方のワキガの場合と同じです。「両方よりも。片方だけの方がまだマシだ」と周りから見ると思いますが、本人は「何で片方だけワキガになってしまったのだろう」と原因を探して、思い悩む人は多いです。

ワキガは、汗が肌の雑菌と混ざる事によって、臭いが強くなってしまいますが、汗をなるべく出さないようにすれば、臭いは軽減できます。できるだけ、ワキガの方の腕は使わないようにする事で、汗の量を抑える事ができると思います。

また、汗をかいても片方だけなら、拭き取る手間もそんなにかからないと思うので、マメに汗対策をし、気になるようなら、制汗クリームやスプレーを使用するようにしましょう。
最近はワキガ専用のクリームなども多く販売されているので、自分に合ったものを使用する事をお勧めします。